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17日

スタッフブログ

【#119】 ブルーカーボン

今年の8月の日本経済新聞の記事に、『海の森林、温暖化防ぐ?』とありました。

  

山や森の木(植物)は光合成をし、“二酸化炭素(CO2)を吸収する”ことで地球温暖化抑制に貢献しています。
若い木ほど元気でどんどん吸収するためどんどん植え、
その代わり伐期を迎えた木は建築材や木製品として使うとことで“炭素固定”の働きを継続、
中でもスギやヒノキなど成長の早い木はその貢献度が高く、『地球環境貢献』しているという認識は当然持っていました。

しかし、海の植物(海藻)・森(藻場)もCO2の貯蔵庫として世界中で見直されはじめいます。

陸の森林で貯蔵される炭素『グリーンカーボン』に対して、
海中に固定された炭素は『ブルーカーボン』と呼ばれ、
国内では北海道増毛町や三重県、長崎県、横浜市では藻場を再生する活動に取り組まれているそうです。

日本は世界第3位の森林率を誇る森林国家ですが、
世界第6位の海岸線の総延長を誇る海洋国家です。

年々、台風の威力が大きくなっているのは地球温暖化で海水温度が上昇し、
その分水蒸気を多く含むことで、大雨を降らし記録的な雨量を出しているとこのたびのニュースで言われていますが、
海の森と山の森の両方を豊かにしていくことは、
生態系の保全や地球温暖化抑制に大きく貢献していくと同時に、
災害対策にも繋がるのではないでしょうか。

 

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